<   2012年 10月 ( 1 )   > この月の画像一覧

 

コガンさんの俳句

c0126271_11123378.png

  田起こしの 農夫ぶあつき 野良着かな

 前回の宮島クラス会で、幹事でもあった岩元さんから紹介があった。ひたすら50万円の賞金目当てに投稿して見事に「第20回伊藤園新俳句大賞」に入選したというのである。

 単純な俳句のようだが、なかなかどうして立派なものだ。私などは一生勉強してもこんな句は作れそうにない。岩元さんにはそれなりの天分があったのだろうと思う。

 俳句らしい俳句を作るのは物凄くむずかしい。挑戦しようと思ったのにはそれなりのヒラメキがあったからなのだろうと思う。

 我々の句は、どうしても情景描写に終わってしまう。週に一度地元紙では一面を割いて俳句選評がある。海外で作られる俳句も多かったが、どうしても絵葉書俳句になってしまい下らないものが多かったのだというが、最近は渡航者も多くなったのかレベルが上がってきたと昨30日の河北新聞に、片山さんという女流句人の感想あった。

 9月29日のNHKを見ていたら、夜8時「新日本風土記」があり「奥の細道紀行」だった。芭蕉が白河口で読んだ句が画面に映った。それが岩元さんの句に近いものだ。改めてたいしたものだと感心したものでる。

 近刊の「時代を生きた名句」2012年7月15日NHK出版、著者:高野ムツオに目を通した。(副題は大人のための俳句鑑賞読本)

 その中に、昭和22年12月に電車のつり革広告で懸賞俳句募集があり、賞金は2万円だったそうだ。当時のサラリーマン給料は2千円の時代で、現代では5百万円にも相当するそうだ。目の色を変えた人が多かったのだという。入選作は

  地の涯てに 幸せありと 来しが雪

(戦後、食えなくなった時に北海道の端までやってきたのだろう)       watari記
[PR]

by tettan2mc | 2012-10-01 11:54